最近、「人生ハードモード」という言葉を耳にすることが増えました。私自身も、自分の人生を振り返って「なんで難易度がイージーでプレイできないんだ…せめてノーマルモードでもいいから…」と思う瞬間が何度もありました。
でも、よく考えてみるとハードモードだからこそ得られるものもたくさんあります。今日はその視点から、ハードモードな人生の特徴や楽しむ方法、そしてスピリチュアルな考え方についてお話ししたいと思います。
人生がハードモードである人の特徴
まず、「人生ハードモード」って何なのでしょうか?特徴を挙げると、こんな感じかもしれません。
- 他人より努力しないと結果が出にくい
- 自分にはチャンスが少ないと感じる
- 思いがけないトラブルや試練が次々とやってくる
- 他人の成功と比べてしまいがち
- 金銭的な不安が常に付きまとう
私自身も何をやっても失敗する時期があり、「なんでこんなに大変なんだろう」と落ち込むことがありました。
例えば、学生時代には勉強をどれだけ頑張っても周囲の成績に追いつけないことがありましたし、社会人になってからは新しい仕事を覚えるのに人一倍時間がかかりました。
当時は愚痴を言うだけだったのですが、「このまま文句をひたすら言っているだけでは人生は好転していかない」と思い至り、どうしてそうなってしまったのかの原因を分析しました。
人生がハードモードになる原因
人生がハードモードになる原因はさまざまですが、いくつかよくある要因を挙げてみます。
環境要因
生まれ育った家庭環境や経済状況は、人生の難易度に大きな影響を与えることがあります。例えば、貧困家庭に育った人は教育やチャンスに恵まれにくく、それが長期的にハードモードに繋がることもあります。
私の友人の一人は、幼い頃からアルバイトをしながら学費を稼ぎ、大学を卒業しました。その努力の過程を聞くと、まさに人生ハードモードだと感じます。
性格や思考の傾向
完璧主義や過度な自己批判は、人生をより厳しく感じさせる要因となります。自分に厳しすぎると、達成感を得ることが難しくなり、失敗に対する恐怖心が強くなることがあります。
例えば、私自身も昔は「失敗してはいけない」と思い込み、些細なミスでも自分を責めてしまうことがあり、結果として鬱となり退職することになりました。
外的な出来事
病気や失業、人間関係の問題など、予測不可能な出来事が人生を難しくすることがあります。これらの出来事は、自分ではコントロールできない場合が多いため、対処が難しいと感じることがあります。
例えば、私の知人は長年勤めていた会社が突然倒産し、一からキャリアを再構築する必要がありました。
選択の積み重ね
過去の選択や決断が人生に影響を与えることもあります。例えば、若い頃に学業やスキル習得を軽視した結果、後にキャリアの選択肢が限られてしまうことがあります。
楽しいことを優先して、自己投資を怠ってしまうと「アリとキリギリス」のキリギリスのようにのちの人生がハードになってしまう可能性があります。
まずこうした原因をよくよく俯瞰して、自分は何に縛られているのかを把握するのが大事になってきます。また、次に紹介する視点を取り入れると起こったことに関する解釈を変えることができると思います。
スピリチュアルな視点から学ぶ対処方法
少し視点を変えて、スピリチュアル的な見方から人生を考えてみましょう。
スピリチュアルな考え方では、人生がハードモードなのは「魂を成長させるための試練」だと言われています。私たちがこの世に生まれてきたのは、自分自身を成長させるためだという考えです。

いや、さすがにそれはスピリチュアルすぎるでしょ。無理無理。
まあ、確かに大分胡乱な感じがしますが、ここから1つ学べることはたとえ苦しい人生であってもどう解釈するかで人生はガラッと変わるということです。
よく言われる例ですがコップの中に水が半分入っているとして、それを「まだ半分しかない」と捉えるか「まだ半分もある」と捉えるかは人それぞれです。絶対的に正しい現実というのは実は存在せず、あなたの世界はあなたの解釈によって作られているのです。
そう考えるとハードモードの中で直面する問題や課題は、自分に必要な学びを与えてくれていると好意的に解釈した方が得をします。実際に、私も困難を乗り越えることで忍耐力や柔軟性が身についたり、他人への共感力が高まったりしたと感じています。
もちろん、不幸の渦中にあるときはそんな風に解釈する余裕を持てないかもしれません。ただ、苦しみの嵐が過ぎ去った後には、ただ人生の不運を嘆くのではなくそこから何を引き出せるか、次に生かせそうかを考える癖をつけましょう。

嘆いていても何も変わらないからね。物事の捉えなおしは絶対に必要だ。
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人生ハードモードを楽しむ秘訣
いくら辛いことがあってもその解釈次第で人生の捉え方は変わりますが、具体的にハードモードな人生をただ耐えるだけではなく、どうすれば楽しめるのでしょうか?私が実践しているいくつかの方法をシェアします。
小さな成功を喜ぶ
ハードモードの中では、大きな成功を求めるよりも、小さな達成を積み重ねることが大切です。例えば、今日は少し早起きできたとか、難しいタスクを一つ片付けられたとか。
私の場合、忙しい日々の中で5分間の瞑想をすることや10分間勉強をすることが「小さな成功」と感じる瞬間です。
自分を褒める
「よく頑張ったね」と自分に言葉をかけることはとても重要です。人生がつらい局面だと、自分に厳しくなりがちですが、自分をねぎらう習慣を持つと気持ちが楽になります。
例えば、1週間の間に計画したタスクが半分でも達成できたら、自分へのご褒美として好きなウイスキーを飲むようににしています。
他人と比べない
他人の人生は簡単そうに見えることもありますが、実際は誰もが見えないところで戦っています。他人と比べるのではなく、昨日の自分と比べるように意識してみましょう。
昨日の自分と比べて成長を実感するために、私はその日の気づきをメモとして残して新しい発見を視覚化するように心がけています。
「楽しい」を見つける
人生がハードモードでも、「楽しい」と思える瞬間を探すことは可能です。私の場合は、好きな音楽を聴く時間や、美味しいコーヒーを飲む時間がその一例です。
また、最近では新しい趣味として料理を始めました。おいしい料理を作り家族が喜んでいる様子を見ると、不思議と前向きな気持ちになります。
良質な情報をインプットする
ハードモードを乗り越えるためには、正しい知識や情報が必要です。私の場合、モチベーションを上げるための本を読んだり、ポジティブな考え方を学べる動画を見たりしています。
また、読書も大きな助けとなります。例えば、「7つの習慣」や「嫌われる勇気」などの自己啓発本は、困難な時期を乗り越えるヒントになりました。

最近は忙しいのでAmazonオーディブルを活用して耳から情報を取り入れて思考をアップデートしています。
人生のハードモードを乗り越えた先にあるもの
人生が辛いときは確かにネガティブにしか考えることができないかもしれません。だけど、ハードモードだからこそ見える景色もあるし、得られるものも多いんです。個人的にはスピリチュアルな考え方でも何でも、とにかく好意的に解釈する方法を見つけることができたら勝ちだと思っています。
私たちはみんな、それぞれの「ハードモード」を乗り越える力を持っています。そしてその先には、きっと新しい発見や成長が待っているはずです。
私が困難を乗り越えた時、振り返るとそこにはたくさんの学びがありました。ハードモードを生きる私たちだからこそ、人生の奥深さを感じられる瞬間があるのだと思います。どんな状況でも、自分のペースで進んでいきましょう。
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